- デバイスをシングルアプリ/マルチアプリモードにロックダウン
- デバイス画面をリモートで確認し、いつでもトラブルシューティング
- インターフェース、レイアウト、およびブランドをカスタマイズ
- アプリのアップデートを合理化し、マルチメディアファイルを一括管理
Android デバイスから仕事用プロファイルを削除する方法は?
どの組織も、最高のセキュリティでデバイスを運用するシームレスなシステムを求めています。ほとんどの企業はこの目的で、従業員に仕事用プロファイルを発行し、公的なデータと個人用のデータを分離するようにしています。
一方で、従業員が会社を辞めるときやモバイルデバイスを変更するときに、権限を持たない人物が会社の機密情報に一切アクセスできないように、仕事用プロファイルを削除することも非常に重要です。この記事では、Android から仕事用プロファイルを削除する方法をいくつか取り上げます。
1Android の仕事用プロファイル - プロファイル所有者管理モード
Android の仕事用プロファイルは、企業が BYOD デバイス上の個人用データと企業用データを区別することを支援するためのコンテナ化機能です。この機能は、安全な業務環境を保証しながらデバイスの使用を管理および制御するために、大きな組織で広く使用されています。
Android の仕事用プロファイルによって、保存したファイルに一層のセキュリティが付加され、強いパスワードによる認証を設定することによって権限のあるアクセスのみを保証します。
プロファイル所有者管理モードも、仕事用プロファイルを備えたデバイスのアクティビティを管理者がリモートで監視できるため、管理者にとって有用です。管理者は、仕事用プロファイルを備えたデバイス上のデータ、アプリ、および設定を簡単に管理することができます。プロファイル所有者管理モードを有効にするには、 Android 6.0 以降のバージョンであることが重要です。
2Android の仕事用プロファイルを削除する方法は?
Android の仕事用プロファイルをデバイスから削除するには、さまざまな方法が利用できます。お使いの携帯電話にすでに仕事用プロファイルがあるかどうかが分からない場合は、「設定」タブで確認できます。
1方法 1. 仕事用プロファイルを直接削除する
自分でデバイスを所有している場合、または会社が権限を付与している場合は、仕事用プロファイルを直接削除することができます。仕事用プロファイルを削除するための簡単な手順は次のとおりです。
- Step 1:デバイスの設定
- Android 携帯電話のロックを解除し、「デバイスの設定」タブを開きます。
- Step 2:アカウントの選択
- 「設定」タブで「アカウント」または「パスワードとアカウント」を選択し、「仕事」タブをタップします。
- Step 3:仕事用プロファイルの削除
- 「削除」ボタンをクリックして、仕事用プロファイルを削除します。仕事用プロファイルに保存されたすべての会社用アプリおよびデータの削除が確定します。
2方法 2. 工場出荷時状態にリセットする
Android デバイスから仕事用プロファイルを取り除くための、最も単純な別の方法は、携帯電話を工場出荷時の状態にリセットすることです。この方法を使用する上での大きな違いは、データ、連絡先、ファイル、アプリ、ドキュメント、動画、および画像について、会社所有のものと個人所有のものの両方を削除し、携帯電話を購入時の内蔵設定とテーマの状態にしてしまうことです。反対に、上記で紹介した方法では、仕事用アカウントまたはプロファイルに保存されたデータだけを削除します。
3方法 3.MDM 管理者コンソールを経由して仕事用プロファイルを削除する(IT)
IT チームまたは管理者には、企業用デバイスの設定をリモートで管理する権限が与えられています。IT チームまたは管理者は、所有する大量のデバイスを登録でき、中央の管理室からそれらデバイスを制御することができます。組織が採用している MDM 管理者用コンソールを使用して、Android の仕事用プロファイルを削除することができます。
IT チームまたは管理者は、MDM 管理者用コンソールから仕事用プロファイルを管理できます。
- MDM 管理者用コンソールを開いて、「デバイス」タブ - 「ユーザーとグループ」から任意の Android デバイスを選択し、設定を管理して仕事用プロファイルを削除します(MDM ソフトウェアの違いにより、オプションの場所は異なる場合があります)。
3会社は従業員が Android の仕事用プロファイルを削除しないように制限できるか?
できます。会社は、自社のデバイスを管理システムに登録すれば、従業員が Android デバイスから仕事用プロファイルを削除しないように制限することができます。これにより、管理者は PIN コードを設定して、管理者が従業員に認証用コードを付与しない限り従業員が仕事用プロファイルを削除できないようにすることができます。
仕事用プロファイルは、組織がデータの安全性のためにコンテナ化することを保証し、データの喪失を防ぐために有益です。この方法では、従業員のプライバシーポリシーも尊重され、会社は自社の機密データを保護することができます。
4Android Enterprise が提供する 2 つの選択肢
Android Enterprise は、企業の部署向けのデバイス管理ツールで、制御下にあるデバイスの Android デバイス上での使用方法を保護します。このツールにより、アプリを Android デバイス上でシームレスに展開し、さまざまなセキュリティプロトコルを使用してデータの漏洩を防ぐことができるようになります。
デバイス管理を支援するためのAPIやその他の機能が提供されています。Android Enterprise は、業務専用デバイスと私的利用可能なデバイスの2種類に対応しています。
業務専用
会社が、企業のデバイスをアクセス権を制限して従業員に支給するビジネスモデルです。Android Enterprise は、制限を大いに強化し、従業員がこれらのデバイス上で業務に関係する仕事しか行えないようにします。
私的利用可能(仕事用プロファイル)
従業員がよりよい体験をし、よりよく成長し学ぶために、なごやかで快適な環境を提供する会社もあります。それでも、会社のデータを安全に守り、デバイスの使用方法を制御して生産性を維持するためには厳しい管理が必要です。Android Enterprise は、そのような組織がコンテナに保存された会社のデータに厳しい制限を設けながら、1台のデバイス上での仕事用プロファイルと私的な使用を管理するのに役立ちます。
5なぜ Samsung のデバイスでは、リセットや仕事用プロファイルの削除が偶発的に起きるのか?
この事象は、Samsung A シリーズ(Samsung Galaxy A52 や A35など)でよく起こります。実際のところ、この事象が起きるのはデバイスの不具合のせいではなく、デバイスの設定上の機能です。バージョン 7.0 以降の Android デバイスのほとんどには AE 設定が搭載されており、そのことは明確に説明されています。主な理由としては、誤ったパスワードが過度に試みられ、動作不良になるためです。これは、デバイスの登録状況や企業によるポリシー設定によります。たとえば、Android Enterprise で、誤ったパスワードの試行回数を5回と選択したとします。この制限を超過すると、システムは自動的に Samsung のデバイスから仕事用プロファイルを削除する、または工場出荷時リセットを行います。
6まとめ
企業体に登録されている Android デバイスには、管理のために仕事用プロファイルを備える必要があります。しかし、権限のないユーザーが会社のデータにアクセスすることは有害でもあるため、従業員が会社を辞めるときや携帯電話を変更するときに仕事用プロファイルを削除することも重要です。そのため、仕事用プロファイルを必要に応じて管理および削除することはきわめて重要です。仕事用プロファイルおよびアカウントは、デバイスの設定で直接削除することができますが、会社が生成した PIN コードが必要な場合があります。もう 1 つの方法として工場出荷時リセットがありますが、この方法では自分のデータも削除され、デバイスの設定も元に戻ることになります。
返信を残してください。